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登録制バイトには条件がある!?日雇いバイトの流れを解説


日雇いなどのアルバイトは登録すれば、日払いですぐに仕事を受けられると思っていませんか?しかし、日雇い派遣などのアルバイトをする際は条件が必要なのです。今回はそんな日雇いアルバイトの条件から、働くまでの流れを解説していきたいと思います。
 
 

■日雇い派遣の条件

日雇いアルバイトや派遣という言葉を聞くと、1日、2日だけ働きたいときに働けるといったイメージがありますが、実は2012年に労働者派遣法が改正され、雇用期間が30日に満たないものは禁止になっています。
 
これは日雇い労働者の派遣切りなどが社会的な問題になったときに派遣会社と派遣先企業どちらの責任なのかという所在が曖昧になってしまったことから行われた改正です。
 
派遣会社との労働契約が31日以上の場合なら、勤務期間が1日であってもOKですが、30日に満たない場合は法律違反になってしまいます。なので、実際は日雇いといっても、一か月ほどは働く必要があるのです。
 

・派遣先から直接雇用される場合はOK

ただ、この労働者派遣法はあくまで日雇い「派遣」を禁止するもので、日雇い「アルバイト」そのものを禁止にするものではありません。派遣企業から紹介され、実際に働く企業から直接短期契約で雇用された場合には日雇い「派遣」には該当されないため、日雇いで働くことも可能になります。働くときはしっかりと雇用形態を確認しておきましょう。
 
※直接雇用される際は給料の支払い形態(日払いか週払いか)などが派遣時の要望と異なる場合があるので注意です。
 
その他にも労働者派遣法には例外になる対象がありますので、日雇い派遣に応募する際はよく確認しておきましょう。
 
 

■労働者派遣法の例外になる労働者

 

 

・60歳以上の方

雇用機会の確保が困難な高齢者の方については雇用促進を図るため、60歳以上の高齢者の方の日雇い労働をOKにしています。
 

・学生の方

雇用保険の適用を受けていない昼間に学校に通っている方が対象で、定時制や通信制に通っている方は応募できません。
 

・副業として仕事を探している方

仕事をしている方で、年収500万円以上を有している方のみに適用されます。
年収の縛りがあるのは雇用の不安定さを考慮しているためで、500万円以上の一定収入がある方に対しては雇用が不安定になる可能性が低いので、日雇い派遣が認められています。
 

・主たる生計者ではない方

こちらも世帯収入が500万円以上有している方のみで、主婦の方に当てはまります。
 
 

■日雇いアルバイトの流れ

 
 
日雇いアルバイトの流れは、至極簡単でアルバイト紹介サイトで働きたい仕事に応募し、派遣会社に登録をします。登録は主に登録会という派遣会社に指定された場所で行うのが一般的です。中には登録会を行わず、Webのみで登録作業を行っている会社もあります。
登録会には住民票や免許証などの本人確認が必要になります。
 
他に持っていくものとしては、実印とお給料を振り込んで欲しい口座のキャッシュカードや通帳、証明写真などです。登録した後は簡単な面接をして終了となります。
その後、登録したメールアドレスや電話にお仕事紹介の連絡が来るので、こまめにチェックしておきましょう。
 
 

まとめ

日雇い派遣に応募するには高齢者の方や、しっかりとした収入がある方に限られますが、企業から直接雇用されるようになると、日雇いなどの短期で働くこともできるようになる可能性があります。これから日雇いアルバイトを探す方は応募条件をしっかり把握しておきましょう。

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