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短期バイトも確定申告は必要?制度の仕組みや必要な書類について

 

 
確定申告?年末調整?税金関係の話ってホント難しいですよね。
「会社に勤めていないから」「学生だから」といった理由で自分には関係ないと思っていませんか?
でもきちんと内容を理解しておかないと、損をしているかもしれませんよ!
今回は短期バイトにも関係のある確定申告のお話です。


 

■確定申告を知っていますか?

年末年始になると確定申告という言葉をよく耳にするようになりますが、確定申告が具体的にどのようなものなのか、きちんと知っていますか?
最初に確定申告がどのようなものなのか、ご説明いたします。
 

・確定申告とは

確定申告とは一年間働いて得た給与の総額と経費などの控除を自分で計算し、所得税、納付税の金額を税務署に報告することをいいます。この確定申告によって税務署は過払いとなっていた税金は返金(還付)し、不足していた場合は、追加で徴税(追徴課税)します。
 
なお年収が103万円以下の人には所得税がかかりません。
 

・年末調整との違いは?

確定申告は個人が納税額を確定して納税するものです。それに対して年末調整は、企業が既に払った従業員の税金を再計算するものです。要するに、本来個人でやる必要のあった税金の計算を企業が代わりにやってくれるというシステムです。もちろん、年末調整であっても過払い金は返ってきます。
 
確定申告と年末調整には時期の違いもあり、確定申告は二月半ばから三月半ばに行われ、年末調整は年末年始の間に行われます。


 

■確定申告に必要な書類

 

 
では確定申告にはどのような書類が必要なのでしょうか?
一覧にまとめてみました。
 
・源泉徴収票の原本
・マイナンバーがわかるもの
・社会保険料の納付額がわかるもの
・各種保険料控除証明書
・学生は勤労学生控除証明書
 
短期バイトや日雇いバイトの場合、手渡しで給与を受け取ることもあると思います。その時も、必ず源泉徴収票や給与明細書を残しておきましょう。学生の場合は130万円以下の年収であれば所得税はかかりません。


 

■確定申告をしないとどうなるの?

 

 
確定申告をしないと罰則を受けますが、どのような罰則があるのでしょうか。それをここでご説明いたします。


・納税対象者が受ける罰則

①無申告加算税の納税
確定申告をする義務がある人が、期限内に確定申告をしないとこの罰則を受けることになります。本来の税金額に加えて更に罰金を払うことになります。ただし、無申告に正当な理由がある場合や、期限後に申告をして期日までに税金を払った場合など、一定の条件を満たせばこの罰則を受けることはありません。
 
②遅延税の納税
確定申告を行って払う必要のある税金がある場合にこの罰則を受けます。
遅延税は申告の期日から申告書を出した日の日数に応じて額が変わりますので、一日でも早く納付する必要があります。
 

 

■まとめ

短期や日雇いバイトでも確定申告はした方が良いです。なぜなら還付金として過払い金が返ってくる可能性があるからです。自分で手続きをするのは面倒だと思う方もいるかもしれませんが、確定申告をしなければ過払い金があっても返ってきません。
 
先に述べたように、年収が103万円以下の人には源泉徴収はかかりませんので、もし年収103万円以下で徴収されている方がいた場合、還付金として返ってきます。少しでも損をしないために、確定申告は必ず行いましょう!

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