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短期アルバイトでも雇用保険は適用される?【気になる疑問】




長期のアルバイトや正社員じゃない場合、雇用保険には入れるのか気になる、もしくは入った方がいいのかわからないという方もおられるのではないでしょうか?
今回は短期アルバイトで雇用保険に入れる場合と、雇用保険に入るメリットについてご紹介します。


 

■そもそも雇用保険って?

まずは雇用保険がどのような制度なのか、あまり詳しく知らないという方のためにご説明します。
 

・雇用保険とは

事業主(会社)と労働者を結ぶ保険であり、労働者は失業した際に「失業手当」を受けとることができます。一般的に「失業保険」とも呼ばれています。雇用保険に加入していない場合は、失業をしても「失業手当」を受けとることができません。
 

・雇用保険に入るための条件

雇用保険に入るためには以下の条件が定められています。
①31日以上の雇用見込みがあること
②1週間の所定労働時間が20時間以上であること
学生の場合はこの条件を満たしていても加入することができません。ただし卒業見込みや定時制の学校に通っている場合は加入できるケースがあります。
この条件は正社員、アルバイト、パートの全てに適応されます。

短期アルバイトの雇用保険は通常の場合とは異なり「短期雇用特例」という制度や「日雇労働保険」が適用されます。
短期雇用特例の場合の加入条件は
①4ヶ月以内の期間を定めて雇用される場合
②1週間の所定労働時間が30時間未満の場合

日雇労働保険の場合は
①30日以内の雇用期間であること
②2ヶ月連続18日以上日雇いで働いていること
が条件となり、日雇労働保険に入るためにはハローワークで雇用保険日雇労働被保険者手帳を交付してもらう必要があります。


 

■雇用保険のメリットとデメリット




雇用保険に加入した場合、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
こちらでご紹介いたします。
 

・メリット

もっとも大きなメリットは失業してからもある程度の収入が得られるという事です。しかしこの失業手当が得られる期間は決まっていますので、できるだけ早く次の仕事を探した方がいいでしょう。
雇用保険に加入していた場合、失業手当以外にも教育訓練給付金、育児休業給付金、介護休業給付金などの手当てを受けとることができます。
 

・デメリット

特にデメリットは存在しませんが、あげるとするならばお給料から保険料として天引きされるので、給料の受取金額が少なくなることぐらいでしょうか。しかしこの保険料を払うことで得られるメリットの方が大きいので、デメリットとは言い切ることができません。


 

■雇用保険の保険料は?




雇用保険の保険料はいくらぐらいなのでしょうか?具体的な金額を例にあげてみました。
 

・労働者と事業主である会社との折半

雇用保険の保険料は事業主である会社と労働者で折半する決まりになっています。
保険料は業種によって異なりますが、労働者の場合はおよそ0.3%から0.4%です。
1ヶ月の給料が16万円の場合、480円から640円になります。
 

・アルバイトでも雇用保険は適用される?

ムーヴのアルバイトでは安心して働いて頂くために、単発や短期のアルバイトであっても労災保険や賠償責任保険に加入することができます。その他にも各種保険に加入できる月給バイトのご紹介もしております。月給バイトの詳細は、スタッフが丁寧にご案内させていただきますので、お気軽にご連絡ください。

※短期バイトは雇用保険や社会保険への加入ができません。短期雇用特例などに加入する場合はご自身で「出稼労働者手帳」を発行する必要があります。詳しくはお近くのハローワークにお問い合わせください。


 

■まとめ

雇用保険はデメリットよりもメリットの方が多くなっています。短期アルバイトで働いている間は困っていないけれど、いざという時に必要になった場合、雇用保険は大変重要な役割を果たしてくれます。
短期アルバイトで雇用保険に入りたいという方は、事前に勤務先に確認をとっておくと安心ですよ。

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