コラム
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なぜ?バイト先に住民票を提出するワケ。実はこんな理由があります
アルバイトをする時、「住民票をもらってきてください」と言われたことはありますか?
住民票をもらいに行くのが面倒だったり、どこでもらえるのか分からない。
できれば出したくない…なんて思いますよね。
しかし、住民票の提出を求められるのにはちゃんと理由があります。
今回はなぜバイト先に住民票の提出が必要なのかについてご説明したいと思います。
■住民票の提出が必要な理由
住民票の提出が必要な理由は主に2つあります。・本人確認のため
住民票は雇用の際に、履歴書での申告に間違いや虚偽がないかを確認するために利用します。
夜間の作業スタッフとして雇用したのに、年齢が満18歳以下だった場合、法律によって午後10時から翌日の朝5時までの労働は禁止されています。
破ってしまうと、雇用している側が「6ヶ月以下の懲役、または30万円以下の罰金」を科されてしまいます。
履歴書は応募者による自己申告なので、こうしたトラブルが発生しないためにも、本人確認は重要なのです。
・18歳未満の場合は
18歳以下の未成年を雇う場合、雇用主は労働基準法第57条で「18歳未満の年齢を証明する戸籍証明書を事業所に備え付けなければならない」という義務があります。
住民票は生年月日が記載されている「年齢を証明できる戸籍証」になります。
18歳以下の方がバイトしたい場合は、住民票を準備しておきましょう。
■似ているようで違う「住民票写し」
「住民票写し」という言葉を聞いたことがありますか?
「住民票の写しなんだから、コピーなんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんね。
ここでは住民票と混合されがちな書類の違いについてご紹介します。
・住民票と住民票写しの違い
バイトが決まると、雇用先から「住民票を提出してください」と言われることがあります。
実はここで言う「住民票」とは「住民票の写し」のことを指します。
役所が発行している住民票も、正確には写しです。
たまに役所から発行してもらった「住民票の写し」を「住民票」だと思い込んで、コピーを持っていく方がいらっしゃいますが、正式な書類としては扱えません。
役所から取り寄せた書類は、そのまま提出するようにしてください。
・バイト先によっては「住民票記載事項証明書」を提出
バイト先によっては住民票の写しではなく「住民票記載事項証明書」を提出するように言われることもあります。
住民票の写しが生年月日や現住所を記載されているのに対して、「住民票記載事項証明書」は希望する項目だけを記載できる書類です。
近年はプライバシー保護の観点から、アルバイト先に指示された項目だけを記入して提出するのが一般的です。
どちらの提出が必要なのかは、雇用先にしっかり確認をとり、記載内容について指示をもらいましょう。
■取得方法
「どこで住民票の写しや、住民票記載事項証明書は貰えるの?」と疑問をお持ちの方のために、書類を取得する2つの方法をご紹介いたします。
・役所での取得方法
受付時間が限られていますが、即日受け取りが可能な役所での取得方法があります。- 書類の発行に必要な、パスポートや免許証、保険証などの本人確認書類と印鑑、発行手数料の300円を用意します
- 住民票写しの申請書、またはフォーマットに必要事項を記入。窓口に提出します。
- 手数料の300円を払うと、住民票の写し、住民票記載事項証明書の書類が発行されます。
もし役所が遠い場合や、受付時間に間に合わない場合は、郵送で発行を依頼することもできます。ただし発行に10日前後時間がかかりますので、早めに申請しておきましょう。
・コンビニでの取得方法
マイナンバーカードを持っている場合、コンビニでも発行が可能です。朝の6時30分から夜の23時まで発行できるので、非常に便利ですよ。発行手順
- マルチコピー機の「行政サービス」を選択。同意内容を確認後、「同意する」ボタンを押してください。
- カードリーダーでマイナンバーカードを読み取り、案内に従って操作を進めていきます。
- 最後に手数料を投入すると、証明書が印刷されます。
※場所によっては対応していない場合や、住民票の写しのみしか発行できないところがあります。
■まとめ
ムーヴでは18歳以下の年少者には住民票を提出いただいていますが、それ以外の方は提出しなくても大丈夫です。余計な手間をかけさせず、スムーズにおすすめのアルバイトをご紹介させていただきますので、ぜひ、ご利用ください!